主に高校1、2年生を対象とした「未来構想キャンプ」を、今年は3年ぶりに対面で開催しました。今回は湘南藤沢キャンパス(SFC)以外に、熊本県、高知県、鳥取県でも開催し、湘南藤沢キャンパスでは8月19日(金)に、キャンパス外会場では8月19日(金)~20日(土)に開催しました。
今年で12回目を迎えた「未来構想キャンプ」は、はじめて出会ったもの同士が多様な知識や知恵を出し合い、未来につながる「実行力」について体験的に考えるための場として企画されました。キャンプに集った仲間たちと、答えの決まっていない問題に向き合いながら、コミュニケーションをとることで、柔軟な発想やヒラメキが生まれます。
SFC会場では、2つのワークショップに総勢38名が参加し、担当教員やSFC生と共にそれぞれが主体的にディスカッションやプレゼン資料作成に取り組みました。朝のガイダンスでは、どこかぎこちなかった高校生たちも、猛暑に負けない熱い議論を交わしたり、知力・体力持てる最大限の力を発揮して制作に取り組んだり、自分の考えやアイデアを仲間たちと共有したりする中で打ち解け、切磋琢磨しました。
キャンパス外の3会場では、それぞれの地域の方々のご協力を得て、"フィールド"を活かしたワークショップが開催されました。熊本県南阿蘇では自然のなかで、その生命力を体感しながら、自然と生きる未来を語り合いました。高知県土佐ではまちの人びとへのインタビュー取材やまち歩きをつうじてデータを集め、グループごとに成果をポスターにまとめて発表しました。鳥取県大山ではXRとロボティクスにおける最新技術を駆使した新しい街のプラットフォームを、鳥取県内の特定地域をモデルケースに構築しました。
いずれの会場でも、仲間たちと出会い、交流を生みながら、SFCならではのものの見方、考え方に触れ、未来に向かって一歩踏み出す一日になりました。
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(撮影:石戸 晋ほか)
土佐ワークショップ記録(加藤文俊研究会「まちに還すコミュニケーション」)