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「住宅課題賞」は、建築を学ぶ学生が、建築の基本である住宅の設計を通して建築への興味とその社会的な意義の認識を深めるとともに、大学間、第一線の建築士との交流によって建築教育の情報交換と向上を図る目的で、一般社団法人東京建築士会により企画されたものです。
今年度は、建築系大学37大学48学科より選ばれた設計カリキュラムの住宅課題の優秀作品48点を展示し、更にその中から公開審査により「優秀賞」「審査員賞」を選出しています。
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吉川新之佑さんのコメント
「他者と暮らす住宅」というテーマの元、Cross throughという、大学近辺の課題敷地において、分野が異なる研究室に所属する学生と、近隣住民が、外路を介して交流できる短期滞在型の研究棟を提案しました。
最終講評では、「プロセスが非常に論理的でシンプル、かつ、生成された建築物では豊かな空間が出来上がっている。」と評価を受け、谷尻誠さんから審査員賞を頂くことができました。
最優秀賞が取れず、悔しい気持ちもありましたが、他大学での最優秀住宅作品を相手にしても勝負できることが分かったので、自信になりました。来年に控える卒業制作ではより一層高みを目指そうと思います。